問題 88 正答 2
1 誤り。
ハンチントン病では,大脳基底核にあたる尾状核と線条体の神経細胞が変性・脱落することによって進行性の舞踏様不随意運動,情動障害,認知症などの症状を呈する。4番染色体短腕上に原因遺伝子が同定され,常染色体優性遺伝病の形をとる。なお,感染性の病型はクロイツフェルト・ヤコブ病でみられる。したがって,選択肢は誤りである。
(『最新 精神保健福祉士養成講座①精神医学と精神医療』中央法規出版,2021年(以下『精神医学と精神医療』中央法規出版),p.65,『精神保健福祉士養成セミナー①精神医学――精神疾患とその治療(第6版)』へるす出版,2017年(以下『精神医学』へるす出版),p.68)
2 正しい。
進行性核上性麻痺は中年期以降に,大脳基底核,小脳や脳幹の一部の神経細胞が脱落し,垂直方向の眼球運動障害(足元を見ることができなくなり後方によく転ぶ),頸部や体幹のジストニア(筋肉のねじれ)や固縮(筋肉のこわばり)による頸部後屈,仮性球麻痺(嚥下障害や構音障害),パーキンソン症状が増悪していく。人格変化や意欲低下,軽度~中等度の認知症を合併し,数年の経過で寝たきりになることが多い。垂直方向の眼球運動障害は特徴的な病態であるため,選択肢は正しい。
(『精神医学と精神医療』中央法規出版,pp.64~65,『精神医学』へるす出版,p.179)
3 誤り。
前頭側頭型認知症は,アルツハイマー型認知症とならぶ代表的な認知症性疾患であり,かつてはピック病といわれていた。特に,その行動障害型では病初期に脱抑制や無頓着な人格変化がみられ,次第に認知症が明らかとなるとともに,いつも同じ内容の言葉を繰り返す滞続言語など特徴的な行動異常・言語障害を呈する。画像検査では,前頭葉と側頭葉に限局した脳の萎縮を示す。なお,認知機能の著明な日内変動はレビー小体型認知症でみられる。したがって,選択肢は誤りである。
(『精神医学と精神医療』中央法規出版,pp.63~64,『精神医学』へるす出版,p.66)
4 誤り。
クロイツフェルト・ヤコブ病は,全身の不随意運動と進行性の認知症を主徴とする変性疾患である。変異型プリオンたんぱくの中枢神経への沈着が原因との説が有力である。発症の原因が不明な孤発性,20番染色体短腕上に原因遺伝子が同定された遺伝性のほか,クロイツフェルト・ヤコブ病患者由来の硬膜や角膜などの移植を受けたり,患者由来の下垂体ホルモンを投与されたりといった医療行為を原因とする感染性(医原性)の病型がある。なお,特徴的な滞続言語は前頭側頭型認知症でみられる。したがって,選択肢は誤りである。
(『精神医学と精神医療』中央法規出版,p.66,『精神医学』へるす出版,p.67)
5 誤り。
レビー小体型認知症は大脳皮質にレビー小体が多数出現し,進行性の認知症を呈する。変性疾患による認知症として,アルツハイマー型認知症に次いで頻度が高い。病初期からのありありとした活発な幻視や,認知機能の著明な日内変動,及びパーキンソン症状が特徴的な病態である。なお,変異型プリオンたんぱくはクロイツフェルト・ヤコブ病でみられる。したがって,選択肢は誤りである。
(『精神医学と精神医療』中央法規出版,p.63,『精神医学』へるす出版,p.64)
問題 88 正答 2
1 誤り。
ハンチントン病では,大脳基底核にあたる尾状核と線条体の神経細胞が変性・脱落することによって進行性の舞踏様不随意運動,情動障害,認知症などの症状を呈する。4番染色体短腕上に原因遺伝子が同定され,常染色体優性遺伝病の形をとる。なお,感染性の病型はクロイツフェルト・ヤコブ病でみられる。したがって,選択肢は誤りである。
(『最新 精神保健福祉士養成講座①精神医学と精神医療』中央法規出版,2021年(以下『精神医学と精神医療』中央法規出版),p.65,『精神保健福祉士養成セミナー①精神医学――精神疾患とその治療(第6版)』へるす出版,2017年(以下『精神医学』へるす出版),p.68)
2 正しい。
進行性核上性麻痺は中年期以降に,大脳基底核,小脳や脳幹の一部の神経細胞が脱落し,垂直方向の眼球運動障害(足元を見ることができなくなり後方によく転ぶ),頸部や体幹のジストニア(筋肉のねじれ)や固縮(筋肉のこわばり)による頸部後屈,仮性球麻痺(嚥下障害や構音障害),パーキンソン症状が増悪していく。人格変化や意欲低下,軽度~中等度の認知症を合併し,数年の経過で寝たきりになることが多い。垂直方向の眼球運動障害は特徴的な病態であるため,選択肢は正しい。
(『精神医学と精神医療』中央法規出版,pp.64~65,『精神医学』へるす出版,p.179)
3 誤り。
前頭側頭型認知症は,アルツハイマー型認知症とならぶ代表的な認知症性疾患であり,かつてはピック病といわれていた。特に,その行動障害型では病初期に脱抑制や無頓着な人格変化がみられ,次第に認知症が明らかとなるとともに,いつも同じ内容の言葉を繰り返す滞続言語など特徴的な行動異常・言語障害を呈する。画像検査では,前頭葉と側頭葉に限局した脳の萎縮を示す。なお,認知機能の著明な日内変動はレビー小体型認知症でみられる。したがって,選択肢は誤りである。
(『精神医学と精神医療』中央法規出版,pp.63~64,『精神医学』へるす出版,p.66)
4 誤り。
クロイツフェルト・ヤコブ病は,全身の不随意運動と進行性の認知症を主徴とする変性疾患である。変異型プリオンたんぱくの中枢神経への沈着が原因との説が有力である。発症の原因が不明な孤発性,20番染色体短腕上に原因遺伝子が同定された遺伝性のほか,クロイツフェルト・ヤコブ病患者由来の硬膜や角膜などの移植を受けたり,患者由来の下垂体ホルモンを投与されたりといった医療行為を原因とする感染性(医原性)の病型がある。なお,特徴的な滞続言語は前頭側頭型認知症でみられる。したがって,選択肢は誤りである。
(『精神医学と精神医療』中央法規出版,p.66,『精神医学』へるす出版,p.67)
5 誤り。
レビー小体型認知症は大脳皮質にレビー小体が多数出現し,進行性の認知症を呈する。変性疾患による認知症として,アルツハイマー型認知症に次いで頻度が高い。病初期からのありありとした活発な幻視や,認知機能の著明な日内変動,及びパーキンソン症状が特徴的な病態である。なお,変異型プリオンたんぱくはクロイツフェルト・ヤコブ病でみられる。したがって,選択肢は誤りである。
(『精神医学と精神医療』中央法規出版,p.63,『精神医学』へるす出版,p.64)
問題 88 正答 2
1 誤り。
ハンチントン病では,大脳基底核にあたる尾状核と線条体の神経細胞が変性・脱落することによって進行性の舞踏様不随意運動,情動障害,認知症などの症状を呈する。4番染色体短腕上に原因遺伝子が同定され,常染色体優性遺伝病の形をとる。なお,感染性の病型はクロイツフェルト・ヤコブ病でみられる。したがって,選択肢は誤りである。
(『最新 精神保健福祉士養成講座①精神医学と精神医療』中央法規出版,2021年(以下『精神医学と精神医療』中央法規出版),p.65,『精神保健福祉士養成セミナー①精神医学――精神疾患とその治療(第6版)』へるす出版,2017年(以下『精神医学』へるす出版),p.68)
2 正しい。
進行性核上性麻痺は中年期以降に,大脳基底核,小脳や脳幹の一部の神経細胞が脱落し,垂直方向の眼球運動障害(足元を見ることができなくなり後方によく転ぶ),頸部や体幹のジストニア(筋肉のねじれ)や固縮(筋肉のこわばり)による頸部後屈,仮性球麻痺(嚥下障害や構音障害),パーキンソン症状が増悪していく。人格変化や意欲低下,軽度~中等度の認知症を合併し,数年の経過で寝たきりになることが多い。垂直方向の眼球運動障害は特徴的な病態であるため,選択肢は正しい。
(『精神医学と精神医療』中央法規出版,pp.64~65,『精神医学』へるす出版,p.179)
3 誤り。
前頭側頭型認知症は,アルツハイマー型認知症とならぶ代表的な認知症性疾患であり,かつてはピック病といわれていた。特に,その行動障害型では病初期に脱抑制や無頓着な人格変化がみられ,次第に認知症が明らかとなるとともに,いつも同じ内容の言葉を繰り返す滞続言語など特徴的な行動異常・言語障害を呈する。画像検査では,前頭葉と側頭葉に限局した脳の萎縮を示す。なお,認知機能の著明な日内変動はレビー小体型認知症でみられる。したがって,選択肢は誤りである。
(『精神医学と精神医療』中央法規出版,pp.63~64,『精神医学』へるす出版,p.66)
4 誤り。
クロイツフェルト・ヤコブ病は,全身の不随意運動と進行性の認知症を主徴とする変性疾患である。変異型プリオンたんぱくの中枢神経への沈着が原因との説が有力である。発症の原因が不明な孤発性,20番染色体短腕上に原因遺伝子が同定された遺伝性のほか,クロイツフェルト・ヤコブ病患者由来の硬膜や角膜などの移植を受けたり,患者由来の下垂体ホルモンを投与されたりといった医療行為を原因とする感染性(医原性)の病型がある。なお,特徴的な滞続言語は前頭側頭型認知症でみられる。したがって,選択肢は誤りである。
(『精神医学と精神医療』中央法規出版,p.66,『精神医学』へるす出版,p.67)
5 誤り。
レビー小体型認知症は大脳皮質にレビー小体が多数出現し,進行性の認知症を呈する。変性疾患による認知症として,アルツハイマー型認知症に次いで頻度が高い。病初期からのありありとした活発な幻視や,認知機能の著明な日内変動,及びパーキンソン症状が特徴的な病態である。なお,変異型プリオンたんぱくはクロイツフェルト・ヤコブ病でみられる。したがって,選択肢は誤りである。
(『精神医学と精神医療』中央法規出版,p.63,『精神医学』へるす出版,p.64)