1. 【2024 模試】 問題 73 事例を読んで,相談支援事業所のソーシャルワーカー(社会福祉士)が行うエンゲージメント(インテーク)に関する記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
〔事 例〕
知的障害のあるHさん(53歳,男性)は,母親と二人で暮らしてきた。しかし, 母親が脳梗塞で倒れ救急搬送されたことをきっかけに,障害者支援施設の短期入所利用につながった。当該入所施設では,Hさんは口数が少なく,他の利用者とのかかわりは見られない。ただ,職員の質問には応じ,短い言葉ではあるがコミュニケーションをとることができる。Hさんは着替えや入浴など身の回りのことは,ある程度自分でできるが,料理や掃除などは母親に頼りきりであった。相談支援事業所のソーシャルワーカーは,Hさんと今後の生活について相談するため面談を行った。
問題 73 正答 3
1 適切でない。
知的障害のあるHさんが,初回の面談で自らの直面している問題を整理して語ることは難しいと考えられる。また,返答があるまでじっと待つことは,プレッシャーとなる可能性もある。エンゲージメント(インテーク)の段階では,ソーシャルワーカーは,クライエントが自ら語ることができる機会や雰囲気づくりに努める必要がある。(『ソーシャルワークの理論と方法[共通科目]』中央法規出版, p.52,『新・社会福祉士シリーズ⑧ソーシャルワークの理論と方法』弘文堂,2021年(以下『ソーシャルワークの理論と方法』弘文堂), p.71)
2 適切でない。
判断能力を確認することは重要であるが,エンゲージメントの段階ではクライエントとの信頼関係(ラポール)の構築が優先される。信頼関係が形成されていない段階でテストを実施することは,H さんに「ソーシャルワーカーは自分を判断能力のない人として扱うのではないか」と不安を抱かせることになりかねない。(『ソーシャルワークの理論と方法[共通科目]』中央法規出版, p.54,『新・MINERVA社会福祉士養成テキストブック⑤ソーシャルワークの理論と方法Ⅰ』ミネルヴァ書房,2022年(以下『ソーシャルワークの理論と方法Ⅰ』ミネルヴァ書房),p.43)
3 適切。
Hさんが自身の置かれている困難な状況を, 短い言葉であっても,自分自身の言葉で語ってもらうことが重要である。このことなしに援助を進めれば, クライエントであるHさんを置き去りにしてしまうことになる。クライエントの語り(ナラティヴ)は重要な意味をもつため,Hさんが認知している状況とそれに対する感情を語ってもらうようにはたらきかけることは,エンゲージメントの段階では重要である。(『ソーシャルワークの理論と方法[共通科目]』中央法規出版, pp.51~52,『ソーシャルワークの理論と方法Ⅰ』ミネルヴァ書房, pp.42~43)
4 適切でない。
厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部長通知「障害福祉サービスの利用等にあたっての意思決定支援ガイドラインについて」(平成29年3 月31 日障発0331第15号)によれば,「本人の意思を推定することがどうしても困難な場合は,関係者が協議し, 本人にとっての最善の利益を判断せざるを得ない場合がある」と示されている。Hさんはコミュニケーションが可能であるため,Hさんにとっての最善の利益を優先するならば,Hさんが意思決定できるようはたらきかけることが重要である。(『ソーシャルワークの理論と方法[共通科目]』中央法規出版,p.52)
5 適切でない。
クライエントの主訴・相談内容とそれを取り巻く状況を理解するプロセスでは,単なる情報収集ではなく,ソーシャルワーカーがその問題に伴うクライエントの感情についても焦点を当てること,信頼関係を構築することが重要である。情報収集は重要ではあるが,信頼関係が構築できていないエンゲージメントの段階で事実の詳細な聞き取りは適切でない。(『ソーシャルワークの理論と方法[共通科目]』中央法規出版, pp.51~52,『ソーシャルワークの理論と方法Ⅰ』ミネルヴァ書房, pp.42~43)
問題 73 正答 3
1 適切でない。
知的障害のあるHさんが,初回の面談で自らの直面している問題を整理して語ることは難しいと考えられる。また,返答があるまでじっと待つことは,プレッシャーとなる可能性もある。エンゲージメント(インテーク)の段階では,ソーシャルワーカーは,クライエントが自ら語ることができる機会や雰囲気づくりに努める必要がある。(『ソーシャルワークの理論と方法[共通科目]』中央法規出版, p.52,『新・社会福祉士シリーズ⑧ソーシャルワークの理論と方法』弘文堂,2021年(以下『ソーシャルワークの理論と方法』弘文堂), p.71)
2 適切でない。
判断能力を確認することは重要であるが,エンゲージメントの段階ではクライエントとの信頼関係(ラポール)の構築が優先される。信頼関係が形成されていない段階でテストを実施することは,H さんに「ソーシャルワーカーは自分を判断能力のない人として扱うのではないか」と不安を抱かせることになりかねない。(『ソーシャルワークの理論と方法[共通科目]』中央法規出版, p.54,『新・MINERVA社会福祉士養成テキストブック⑤ソーシャルワークの理論と方法Ⅰ』ミネルヴァ書房,2022年(以下『ソーシャルワークの理論と方法Ⅰ』ミネルヴァ書房),p.43)
3 適切。
Hさんが自身の置かれている困難な状況を, 短い言葉であっても,自分自身の言葉で語ってもらうことが重要である。このことなしに援助を進めれば, クライエントであるHさんを置き去りにしてしまうことになる。クライエントの語り(ナラティヴ)は重要な意味をもつため,Hさんが認知している状況とそれに対する感情を語ってもらうようにはたらきかけることは,エンゲージメントの段階では重要である。(『ソーシャルワークの理論と方法[共通科目]』中央法規出版, pp.51~52,『ソーシャルワークの理論と方法Ⅰ』ミネルヴァ書房, pp.42~43)
4 適切でない。
厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部長通知「障害福祉サービスの利用等にあたっての意思決定支援ガイドラインについて」(平成29年3 月31 日障発0331第15号)によれば,「本人の意思を推定することがどうしても困難な場合は,関係者が協議し, 本人にとっての最善の利益を判断せざるを得ない場合がある」と示されている。Hさんはコミュニケーションが可能であるため,Hさんにとっての最善の利益を優先するならば,Hさんが意思決定できるようはたらきかけることが重要である。(『ソーシャルワークの理論と方法[共通科目]』中央法規出版,p.52)
5 適切でない。
クライエントの主訴・相談内容とそれを取り巻く状況を理解するプロセスでは,単なる情報収集ではなく,ソーシャルワーカーがその問題に伴うクライエントの感情についても焦点を当てること,信頼関係を構築することが重要である。情報収集は重要ではあるが,信頼関係が構築できていないエンゲージメントの段階で事実の詳細な聞き取りは適切でない。(『ソーシャルワークの理論と方法[共通科目]』中央法規出版, pp.51~52,『ソーシャルワークの理論と方法Ⅰ』ミネルヴァ書房, pp.42~43)
問題 73 正答 3
1 適切でない。
知的障害のあるHさんが,初回の面談で自らの直面している問題を整理して語ることは難しいと考えられる。また,返答があるまでじっと待つことは,プレッシャーとなる可能性もある。エンゲージメント(インテーク)の段階では,ソーシャルワーカーは,クライエントが自ら語ることができる機会や雰囲気づくりに努める必要がある。(『ソーシャルワークの理論と方法[共通科目]』中央法規出版, p.52,『新・社会福祉士シリーズ⑧ソーシャルワークの理論と方法』弘文堂,2021年(以下『ソーシャルワークの理論と方法』弘文堂), p.71)
2 適切でない。
判断能力を確認することは重要であるが,エンゲージメントの段階ではクライエントとの信頼関係(ラポール)の構築が優先される。信頼関係が形成されていない段階でテストを実施することは,H さんに「ソーシャルワーカーは自分を判断能力のない人として扱うのではないか」と不安を抱かせることになりかねない。(『ソーシャルワークの理論と方法[共通科目]』中央法規出版, p.54,『新・MINERVA社会福祉士養成テキストブック⑤ソーシャルワークの理論と方法Ⅰ』ミネルヴァ書房,2022年(以下『ソーシャルワークの理論と方法Ⅰ』ミネルヴァ書房),p.43)
3 適切。
Hさんが自身の置かれている困難な状況を, 短い言葉であっても,自分自身の言葉で語ってもらうことが重要である。このことなしに援助を進めれば, クライエントであるHさんを置き去りにしてしまうことになる。クライエントの語り(ナラティヴ)は重要な意味をもつため,Hさんが認知している状況とそれに対する感情を語ってもらうようにはたらきかけることは,エンゲージメントの段階では重要である。(『ソーシャルワークの理論と方法[共通科目]』中央法規出版, pp.51~52,『ソーシャルワークの理論と方法Ⅰ』ミネルヴァ書房, pp.42~43)
4 適切でない。
厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部長通知「障害福祉サービスの利用等にあたっての意思決定支援ガイドラインについて」(平成29年3 月31 日障発0331第15号)によれば,「本人の意思を推定することがどうしても困難な場合は,関係者が協議し, 本人にとっての最善の利益を判断せざるを得ない場合がある」と示されている。Hさんはコミュニケーションが可能であるため,Hさんにとっての最善の利益を優先するならば,Hさんが意思決定できるようはたらきかけることが重要である。(『ソーシャルワークの理論と方法[共通科目]』中央法規出版,p.52)
5 適切でない。
クライエントの主訴・相談内容とそれを取り巻く状況を理解するプロセスでは,単なる情報収集ではなく,ソーシャルワーカーがその問題に伴うクライエントの感情についても焦点を当てること,信頼関係を構築することが重要である。情報収集は重要ではあるが,信頼関係が構築できていないエンゲージメントの段階で事実の詳細な聞き取りは適切でない。(『ソーシャルワークの理論と方法[共通科目]』中央法規出版, pp.51~52,『ソーシャルワークの理論と方法Ⅰ』ミネルヴァ書房, pp.42~43)