問題 92 正答 1
1 適切。
サリービー(Saleebey, D.)らによるストレングス・パースペクティブは,ジェネラリスト・ソーシャルワークの特質の形成に影響を与えている。ストレングスにおける個人の構成要素には,「願望」「能力」「自信」「強み」などがあり,環境の構成要素には,「資源」「社会関係」などがある。マイナス面の補正や矯正ではなく,環境や社会資源も含めたプラス面への着目と活用が意図される。
(『相談援助の基盤と専門職』中央法規出版,p.184,佐久川政吉・大湾明美・宮城重二「高齢者ケアにおけるストレングスの概念」沖縄県立看護大学紀要(11),2010年(以下「高齢者ケアにおけるストレングスの概念」沖縄県立看護大学紀要),pp.65~69)
2 適切でない。
ストレングスは本人の状態や生活環境,ライフステージに応じて変化しうるが,必ずしも目に見える顕在的なものだけではない。クライエントシステム(クライエント本人,家族,所属集団,地域など)は,潜在的にさまざまなストレングスを有していると考える。たとえ加齢や病気で身体機能が衰退傾向にある高齢者においても,人生経験が豊富で知恵や知識が蓄えられ,ストレングスを最も発揮しやすい条件にある世代だと捉えることもできる。
(『相談援助の基盤と専門職』中央法規出版,p.127,黒木保博・山辺朗子・倉石哲也編著『福祉キーワードシリーズ ソーシャルワーク』中央法規出版,2002年,p.209,「高齢者ケアにおけるストレングスの概念」沖縄県立看護大学紀要,pp.65~69)
3 適切でない。選択肢は,レジリエンスの説明である。レジリエンスは,危機的な状況などの出来事(例:災害,虐待)を前提として,それを乗り越える個人の力を表わしている。一方で,ストレングスには出来事などの前提はなく,本来,個人と環境に備わっている力に着目していると捉えることができる。
(「高齢者ケアにおけるストレングスの概念」沖縄県立看護大学紀要,p.67,山縣文治・柏女霊峰編『社会福祉用語辞典(第9版)』ミネルヴァ書房,2013年(以下『社会福祉用語辞典』ミネルヴァ書房),pp.386~387)
4 適切でない。
選択肢は,ワーカビリティの説明である。ストレングス視点は,1960年代にパールマン(Perlman, H.)が用いた「ワーカビリティ」や,クライエントに内在化された能力である「コンピテンス」という考え方の流れを受けている。ストレングスの言葉は,1980年代にアメリカで行われた社会復帰過程にある慢性精神障害者に対する「ケースマネジメントサービス」への取り組みから生まれた。
(『相談援助の基盤と専門職』中央法規出版,p.80,『社会福祉用語辞典』ミネルヴァ書房,pp.223~224)
5 適切でない。
ストレングス・パースペクティブは,人と環境における肯定的もしくは前向きな面の発見へと導き,このことがクライエントの援助課程への主体的な参加を促す。ソーシャルワーカーがクライエントの短所や欠如を探索し,問題解決の方法を決定するのではなく,実際に問題を体験しているクライエントとともに考え,解決に向けて協働していく。
(『相談援助の基盤と専門職』中央法規出版,pp.127~128,p.184)
問題 92 正答 1
1 適切。
サリービー(Saleebey, D.)らによるストレングス・パースペクティブは,ジェネラリスト・ソーシャルワークの特質の形成に影響を与えている。ストレングスにおける個人の構成要素には,「願望」「能力」「自信」「強み」などがあり,環境の構成要素には,「資源」「社会関係」などがある。マイナス面の補正や矯正ではなく,環境や社会資源も含めたプラス面への着目と活用が意図される。
(『相談援助の基盤と専門職』中央法規出版,p.184,佐久川政吉・大湾明美・宮城重二「高齢者ケアにおけるストレングスの概念」沖縄県立看護大学紀要(11),2010年(以下「高齢者ケアにおけるストレングスの概念」沖縄県立看護大学紀要),pp.65~69)
2 適切でない。
ストレングスは本人の状態や生活環境,ライフステージに応じて変化しうるが,必ずしも目に見える顕在的なものだけではない。クライエントシステム(クライエント本人,家族,所属集団,地域など)は,潜在的にさまざまなストレングスを有していると考える。たとえ加齢や病気で身体機能が衰退傾向にある高齢者においても,人生経験が豊富で知恵や知識が蓄えられ,ストレングスを最も発揮しやすい条件にある世代だと捉えることもできる。
(『相談援助の基盤と専門職』中央法規出版,p.127,黒木保博・山辺朗子・倉石哲也編著『福祉キーワードシリーズ ソーシャルワーク』中央法規出版,2002年,p.209,「高齢者ケアにおけるストレングスの概念」沖縄県立看護大学紀要,pp.65~69)
3 適切でない。選択肢は,レジリエンスの説明である。レジリエンスは,危機的な状況などの出来事(例:災害,虐待)を前提として,それを乗り越える個人の力を表わしている。一方で,ストレングスには出来事などの前提はなく,本来,個人と環境に備わっている力に着目していると捉えることができる。
(「高齢者ケアにおけるストレングスの概念」沖縄県立看護大学紀要,p.67,山縣文治・柏女霊峰編『社会福祉用語辞典(第9版)』ミネルヴァ書房,2013年(以下『社会福祉用語辞典』ミネルヴァ書房),pp.386~387)
4 適切でない。
選択肢は,ワーカビリティの説明である。ストレングス視点は,1960年代にパールマン(Perlman, H.)が用いた「ワーカビリティ」や,クライエントに内在化された能力である「コンピテンス」という考え方の流れを受けている。ストレングスの言葉は,1980年代にアメリカで行われた社会復帰過程にある慢性精神障害者に対する「ケースマネジメントサービス」への取り組みから生まれた。
(『相談援助の基盤と専門職』中央法規出版,p.80,『社会福祉用語辞典』ミネルヴァ書房,pp.223~224)
5 適切でない。
ストレングス・パースペクティブは,人と環境における肯定的もしくは前向きな面の発見へと導き,このことがクライエントの援助課程への主体的な参加を促す。ソーシャルワーカーがクライエントの短所や欠如を探索し,問題解決の方法を決定するのではなく,実際に問題を体験しているクライエントとともに考え,解決に向けて協働していく。
(『相談援助の基盤と専門職』中央法規出版,pp.127~128,p.184)
問題 92 正答 1
1 適切。
サリービー(Saleebey, D.)らによるストレングス・パースペクティブは,ジェネラリスト・ソーシャルワークの特質の形成に影響を与えている。ストレングスにおける個人の構成要素には,「願望」「能力」「自信」「強み」などがあり,環境の構成要素には,「資源」「社会関係」などがある。マイナス面の補正や矯正ではなく,環境や社会資源も含めたプラス面への着目と活用が意図される。
(『相談援助の基盤と専門職』中央法規出版,p.184,佐久川政吉・大湾明美・宮城重二「高齢者ケアにおけるストレングスの概念」沖縄県立看護大学紀要(11),2010年(以下「高齢者ケアにおけるストレングスの概念」沖縄県立看護大学紀要),pp.65~69)
2 適切でない。
ストレングスは本人の状態や生活環境,ライフステージに応じて変化しうるが,必ずしも目に見える顕在的なものだけではない。クライエントシステム(クライエント本人,家族,所属集団,地域など)は,潜在的にさまざまなストレングスを有していると考える。たとえ加齢や病気で身体機能が衰退傾向にある高齢者においても,人生経験が豊富で知恵や知識が蓄えられ,ストレングスを最も発揮しやすい条件にある世代だと捉えることもできる。
(『相談援助の基盤と専門職』中央法規出版,p.127,黒木保博・山辺朗子・倉石哲也編著『福祉キーワードシリーズ ソーシャルワーク』中央法規出版,2002年,p.209,「高齢者ケアにおけるストレングスの概念」沖縄県立看護大学紀要,pp.65~69)
3 適切でない。選択肢は,レジリエンスの説明である。レジリエンスは,危機的な状況などの出来事(例:災害,虐待)を前提として,それを乗り越える個人の力を表わしている。一方で,ストレングスには出来事などの前提はなく,本来,個人と環境に備わっている力に着目していると捉えることができる。
(「高齢者ケアにおけるストレングスの概念」沖縄県立看護大学紀要,p.67,山縣文治・柏女霊峰編『社会福祉用語辞典(第9版)』ミネルヴァ書房,2013年(以下『社会福祉用語辞典』ミネルヴァ書房),pp.386~387)
4 適切でない。
選択肢は,ワーカビリティの説明である。ストレングス視点は,1960年代にパールマン(Perlman, H.)が用いた「ワーカビリティ」や,クライエントに内在化された能力である「コンピテンス」という考え方の流れを受けている。ストレングスの言葉は,1980年代にアメリカで行われた社会復帰過程にある慢性精神障害者に対する「ケースマネジメントサービス」への取り組みから生まれた。
(『相談援助の基盤と専門職』中央法規出版,p.80,『社会福祉用語辞典』ミネルヴァ書房,pp.223~224)
5 適切でない。
ストレングス・パースペクティブは,人と環境における肯定的もしくは前向きな面の発見へと導き,このことがクライエントの援助課程への主体的な参加を促す。ソーシャルワーカーがクライエントの短所や欠如を探索し,問題解決の方法を決定するのではなく,実際に問題を体験しているクライエントとともに考え,解決に向けて協働していく。
(『相談援助の基盤と専門職』中央法規出版,pp.127~128,p.184)