問題 17 正答 5
1 誤り。社会解体論は,シカゴ学派の研究において重要視された理論である。都市の成長を,組織化されていた社会が解体し再組織化されていく過程であるとみれば,その過程で人間と制度が不調をきたし安定性が損なわれる状態に至る。社会解体論を理論的に整備したエリオット(Elliott, M. A.)とメリル(Merrill, F. E.)は,社会の組織化の反対概念であり,集団の成員間の関係が壊れて集団が崩壊する過程として社会解体を提示した。
(岡邊健編『犯罪・非行の社会学――常識をとらえなおす視座』有斐閣,2014年(以下『犯罪・非行の社会学』有斐閣),pp.98~100,『社会理論と社会システム』中央法規出版,p.127)
2 誤り。
アノミー論は,逸脱研究の緊張理論の系譜に分類されるマートン(Merton, R. K.)の理論である。アノミーとは,文化的目標と制度化された手段とのバランスが崩れた緊張状態のことである。目標達成の合法的な手段は所有していないのに,野心の正当性だけをあまりに強く内面化させられた人々は,非合法な手段を用いてでもその野心を満たそうとするところに逸脱が起こると論じた。
(『犯罪・非行の社会学』有斐閣,pp.116~119,『社会理論と社会システム』中央法規出版,p.203)
3 誤り。
非行サブカルチャー論は,逸脱研究の緊張理論の系譜に分類される理論である。コーエン(Cohen, A. K.)は,少年犯罪は大人の支配文化に対する反動的な副次文化が生み出した結果であると主張した。
(『犯罪・非行の社会学』有斐閣,pp.119~122,『社会理論と社会システム』中央法規出版,p.201)
4 誤り。
差異的接触論は,逸脱研究の学習理論の系譜に分類される理論である。サザーランド(Sutherland, E. H.)とクレッシー(Cressey, D. R.)は,副次文化を学習する機会の有無に焦点を当て,主観的な状況定義によってそれが左右される過程を扱った差異的接触論を展開した。なお,分化的接触論と訳されることもある。
(『社会理論と社会システム』中央法規出版,p.201)
5 正しい。
ボンド理論は,逸脱研究のコントロール理論の系譜に分類される理論である。ハーシ(Hirschi, H.)は,非行を抑制する要因を「社会に対する個人の絆(社会的ボンド)」と表現した。それを構成する四つの要素,愛着(アタッチメント),投資(コミットメント),巻き込み(インボルブメント),信念(ビリーフ)が弱まったり欠如したりするときに非行が起こりやすくなると主張した。
(『犯罪・非行の社会学』有斐閣,pp.157~162)
問題 17 正答 5
1 誤り。社会解体論は,シカゴ学派の研究において重要視された理論である。都市の成長を,組織化されていた社会が解体し再組織化されていく過程であるとみれば,その過程で人間と制度が不調をきたし安定性が損なわれる状態に至る。社会解体論を理論的に整備したエリオット(Elliott, M. A.)とメリル(Merrill, F. E.)は,社会の組織化の反対概念であり,集団の成員間の関係が壊れて集団が崩壊する過程として社会解体を提示した。
(岡邊健編『犯罪・非行の社会学――常識をとらえなおす視座』有斐閣,2014年(以下『犯罪・非行の社会学』有斐閣),pp.98~100,『社会理論と社会システム』中央法規出版,p.127)
2 誤り。
アノミー論は,逸脱研究の緊張理論の系譜に分類されるマートン(Merton, R. K.)の理論である。アノミーとは,文化的目標と制度化された手段とのバランスが崩れた緊張状態のことである。目標達成の合法的な手段は所有していないのに,野心の正当性だけをあまりに強く内面化させられた人々は,非合法な手段を用いてでもその野心を満たそうとするところに逸脱が起こると論じた。
(『犯罪・非行の社会学』有斐閣,pp.116~119,『社会理論と社会システム』中央法規出版,p.203)
3 誤り。
非行サブカルチャー論は,逸脱研究の緊張理論の系譜に分類される理論である。コーエン(Cohen, A. K.)は,少年犯罪は大人の支配文化に対する反動的な副次文化が生み出した結果であると主張した。
(『犯罪・非行の社会学』有斐閣,pp.119~122,『社会理論と社会システム』中央法規出版,p.201)
4 誤り。
差異的接触論は,逸脱研究の学習理論の系譜に分類される理論である。サザーランド(Sutherland, E. H.)とクレッシー(Cressey, D. R.)は,副次文化を学習する機会の有無に焦点を当て,主観的な状況定義によってそれが左右される過程を扱った差異的接触論を展開した。なお,分化的接触論と訳されることもある。
(『社会理論と社会システム』中央法規出版,p.201)
5 正しい。
ボンド理論は,逸脱研究のコントロール理論の系譜に分類される理論である。ハーシ(Hirschi, H.)は,非行を抑制する要因を「社会に対する個人の絆(社会的ボンド)」と表現した。それを構成する四つの要素,愛着(アタッチメント),投資(コミットメント),巻き込み(インボルブメント),信念(ビリーフ)が弱まったり欠如したりするときに非行が起こりやすくなると主張した。
(『犯罪・非行の社会学』有斐閣,pp.157~162)
問題 17 正答 5
1 誤り。社会解体論は,シカゴ学派の研究において重要視された理論である。都市の成長を,組織化されていた社会が解体し再組織化されていく過程であるとみれば,その過程で人間と制度が不調をきたし安定性が損なわれる状態に至る。社会解体論を理論的に整備したエリオット(Elliott, M. A.)とメリル(Merrill, F. E.)は,社会の組織化の反対概念であり,集団の成員間の関係が壊れて集団が崩壊する過程として社会解体を提示した。
(岡邊健編『犯罪・非行の社会学――常識をとらえなおす視座』有斐閣,2014年(以下『犯罪・非行の社会学』有斐閣),pp.98~100,『社会理論と社会システム』中央法規出版,p.127)
2 誤り。
アノミー論は,逸脱研究の緊張理論の系譜に分類されるマートン(Merton, R. K.)の理論である。アノミーとは,文化的目標と制度化された手段とのバランスが崩れた緊張状態のことである。目標達成の合法的な手段は所有していないのに,野心の正当性だけをあまりに強く内面化させられた人々は,非合法な手段を用いてでもその野心を満たそうとするところに逸脱が起こると論じた。
(『犯罪・非行の社会学』有斐閣,pp.116~119,『社会理論と社会システム』中央法規出版,p.203)
3 誤り。
非行サブカルチャー論は,逸脱研究の緊張理論の系譜に分類される理論である。コーエン(Cohen, A. K.)は,少年犯罪は大人の支配文化に対する反動的な副次文化が生み出した結果であると主張した。
(『犯罪・非行の社会学』有斐閣,pp.119~122,『社会理論と社会システム』中央法規出版,p.201)
4 誤り。
差異的接触論は,逸脱研究の学習理論の系譜に分類される理論である。サザーランド(Sutherland, E. H.)とクレッシー(Cressey, D. R.)は,副次文化を学習する機会の有無に焦点を当て,主観的な状況定義によってそれが左右される過程を扱った差異的接触論を展開した。なお,分化的接触論と訳されることもある。
(『社会理論と社会システム』中央法規出版,p.201)
5 正しい。
ボンド理論は,逸脱研究のコントロール理論の系譜に分類される理論である。ハーシ(Hirschi, H.)は,非行を抑制する要因を「社会に対する個人の絆(社会的ボンド)」と表現した。それを構成する四つの要素,愛着(アタッチメント),投資(コミットメント),巻き込み(インボルブメント),信念(ビリーフ)が弱まったり欠如したりするときに非行が起こりやすくなると主張した。
(『犯罪・非行の社会学』有斐閣,pp.157~162)