問題 11 正答 5
1 誤り。「道徳性は,他律から自律へと移行する」と主張したのはピアジェ(Piaget, J.)である。親や大人が言ったことはすべて正しいと考え,それに拘束されてしまう段階が他律であり,自分はどう判断するかを重視し,仲間との協同という意識のもとにある段階が自律である。
(『パーソナリティ心理学ハンドブック』福村出版,2013年,pp.205~206,『心理学辞典』有斐閣,pp.632~633)
2 誤り。
道徳的なジレンマ事態に対する対応の仕方から,慣習に従う以前の水準である前慣習的水準,慣習を絶対的なものとみなす慣習的水準,慣習を踏まえつつ自分なりの判断が可能になる後慣習的水準があると指摘したのはコールバーグ(Kohlberg, L.)である。
(『心理学辞典』有斐閣,pp.632~633,『心理学辞典』誠信書房, p.212)
3 誤り。
選択肢の愛他的行動と向社会的行動という用語が逆になっている。他者に利益をもたらそうとする行動全般は向社会的行動で,そのうち他者の利益のために報酬を期待せずに行う自発的な行動が愛他的行動,あるいは愛他行動で,ボランティアをイメージすればよい。言い換えれば,報酬を得ながら他者のために行う行動は,愛他的行動とはみなされない。
(『心理学辞典』有斐閣,p.3,『心理学辞典』誠信書房,p.265)
4 誤り。
道徳的な事態に遭遇したことを的確に判断するには,達成動機ではなく共感性の発達が必要となる。共感性は思いやりの情動的基盤をなすもので,他者の感情を予期し,その心情を推し量ることで,道徳
的な行動が起こることにつながる。
(『最新心理学事典』平凡社,pp.558~559,『心理学辞典』誠信書房,pp.211~212)
5 正しい。
セルマン(Selman, R. L.)の指摘では,道徳的な判断が発達するには社会的視点が不可欠であり,自他の視点が分化できていない水準,それが分化するものの主観的な水準,自己を内省的に見つめられるだけの水準,自他の視点を第三者的な視点でとらえられる水準,社会全体の中で多様な他者の視点をとらえられる水準に分けている。
(『心理学辞典』誠信書房,pp.210~212,『最新心理学事典』平凡
社,pp.558~559)
問題 11 正答 5
1 誤り。「道徳性は,他律から自律へと移行する」と主張したのはピアジェ(Piaget, J.)である。親や大人が言ったことはすべて正しいと考え,それに拘束されてしまう段階が他律であり,自分はどう判断するかを重視し,仲間との協同という意識のもとにある段階が自律である。
(『パーソナリティ心理学ハンドブック』福村出版,2013年,pp.205~206,『心理学辞典』有斐閣,pp.632~633)
2 誤り。
道徳的なジレンマ事態に対する対応の仕方から,慣習に従う以前の水準である前慣習的水準,慣習を絶対的なものとみなす慣習的水準,慣習を踏まえつつ自分なりの判断が可能になる後慣習的水準があると指摘したのはコールバーグ(Kohlberg, L.)である。
(『心理学辞典』有斐閣,pp.632~633,『心理学辞典』誠信書房, p.212)
3 誤り。
選択肢の愛他的行動と向社会的行動という用語が逆になっている。他者に利益をもたらそうとする行動全般は向社会的行動で,そのうち他者の利益のために報酬を期待せずに行う自発的な行動が愛他的行動,あるいは愛他行動で,ボランティアをイメージすればよい。言い換えれば,報酬を得ながら他者のために行う行動は,愛他的行動とはみなされない。
(『心理学辞典』有斐閣,p.3,『心理学辞典』誠信書房,p.265)
4 誤り。
道徳的な事態に遭遇したことを的確に判断するには,達成動機ではなく共感性の発達が必要となる。共感性は思いやりの情動的基盤をなすもので,他者の感情を予期し,その心情を推し量ることで,道徳
的な行動が起こることにつながる。
(『最新心理学事典』平凡社,pp.558~559,『心理学辞典』誠信書房,pp.211~212)
5 正しい。
セルマン(Selman, R. L.)の指摘では,道徳的な判断が発達するには社会的視点が不可欠であり,自他の視点が分化できていない水準,それが分化するものの主観的な水準,自己を内省的に見つめられるだけの水準,自他の視点を第三者的な視点でとらえられる水準,社会全体の中で多様な他者の視点をとらえられる水準に分けている。
(『心理学辞典』誠信書房,pp.210~212,『最新心理学事典』平凡
社,pp.558~559)
問題 11 正答 5
1 誤り。「道徳性は,他律から自律へと移行する」と主張したのはピアジェ(Piaget, J.)である。親や大人が言ったことはすべて正しいと考え,それに拘束されてしまう段階が他律であり,自分はどう判断するかを重視し,仲間との協同という意識のもとにある段階が自律である。
(『パーソナリティ心理学ハンドブック』福村出版,2013年,pp.205~206,『心理学辞典』有斐閣,pp.632~633)
2 誤り。
道徳的なジレンマ事態に対する対応の仕方から,慣習に従う以前の水準である前慣習的水準,慣習を絶対的なものとみなす慣習的水準,慣習を踏まえつつ自分なりの判断が可能になる後慣習的水準があると指摘したのはコールバーグ(Kohlberg, L.)である。
(『心理学辞典』有斐閣,pp.632~633,『心理学辞典』誠信書房, p.212)
3 誤り。
選択肢の愛他的行動と向社会的行動という用語が逆になっている。他者に利益をもたらそうとする行動全般は向社会的行動で,そのうち他者の利益のために報酬を期待せずに行う自発的な行動が愛他的行動,あるいは愛他行動で,ボランティアをイメージすればよい。言い換えれば,報酬を得ながら他者のために行う行動は,愛他的行動とはみなされない。
(『心理学辞典』有斐閣,p.3,『心理学辞典』誠信書房,p.265)
4 誤り。
道徳的な事態に遭遇したことを的確に判断するには,達成動機ではなく共感性の発達が必要となる。共感性は思いやりの情動的基盤をなすもので,他者の感情を予期し,その心情を推し量ることで,道徳
的な行動が起こることにつながる。
(『最新心理学事典』平凡社,pp.558~559,『心理学辞典』誠信書房,pp.211~212)
5 正しい。
セルマン(Selman, R. L.)の指摘では,道徳的な判断が発達するには社会的視点が不可欠であり,自他の視点が分化できていない水準,それが分化するものの主観的な水準,自己を内省的に見つめられるだけの水準,自他の視点を第三者的な視点でとらえられる水準,社会全体の中で多様な他者の視点をとらえられる水準に分けている。
(『心理学辞典』誠信書房,pp.210~212,『最新心理学事典』平凡
社,pp.558~559)