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精神03:精神保健福祉の原理

 精神保健福祉士の専門科目『精神保健福祉の原理』の試験問題のストックから、一問一答で出題されます。
 何回もトライして多くの出題パターンに慣れましょう。

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カテゴリー: 精03:精神保健福祉の原理

1. (精神保健福祉の原理・事例問題)

次の事例を読んで,問題110について答えなさい。

〔事 例〕
H精神保健福祉士は,N町に古くからあるU病院に20年以上勤めており,地域の協議会のメンバーでもある。U病院に20年以上入院している統合失調症のJさん(63歳,女性)は,最近病院でピアサポーターの話を聞き,「私も退院できるかな」と口にするようになった。病状も安定しており主治医も退院に向けての準備ができると考えたため,H精神保健福祉士の支援で,JさんはV事業所の地域移行支援事業を利用して退院の準備を進めることになった。Jさんは一人での生活には不安があり,グループホームへの退院を希望していた。しかし,N町には入居可能なグループホームがなく,V事業所担当者のK精神保健福祉士は隣町のグループホーム利用を勧めた。Jさんは「自分が育ったN町に住みたい」と述べており,K精神保健福祉士はどうするべきか,Jさんと一緒にゆっくり考えていくつもりだった。しかし上司から「ほかの利用者もいるのだし,効率的に進めるように」と促され, どうすればよいか悩んでいた。(問題110)
ちょうどその頃,N町にW社会福祉法人がグループホームを立ち上げようとしていたが,地域住民の反対にあい,難しくなっている状況が生じていた。Jさんの退院先が決まらないという話を聞いていたH精神保健福祉士が,W社会福祉法人に連絡をとると,担当であるL精神保健福祉士が憔悴しきった様子で状況を説明してくれた。自治会を通して住民への説明を丁寧に行っていたが,地区にある小学校のPTAが反対を示したということだった。この話を聞き,H精神保健福祉士は,地域の協議会でピアサポーターも含めた多職種によるチームづくりを提案し,問題の解決に取り組んだ。
その後H精神保健福祉士は,協議会のチームの活動状況をJさんや主治医に説明し,K精神保健福祉士とも協力してJさんの退院準備を開始した。

問題 110 次のうち,K精神保健福祉士がこの場面で抱いている倫理的ジレンマとして,適切なものを1 つ選びなさい。

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