問題 21 正答 4
1 誤り。
社会扶助による給付は,選別主義に基づいている。選別主義は,優先順位が高い者に限定して資源を配分する考え方である。一方の普遍主義は,すべての者を対象として資源を配分する考え方である。社会扶助は,税金を財源として,貧困・低所得,児童の養育などの特定の事態が発生したと認められる場合,社会資源を事後的に給付する方法であり,選別主義に基づいている。(『社会福祉の原理と政策』中央法規出版,p.75,『社会福祉の原理と政策』ミネルヴァ書房,p.11 2,『社会福祉の原理と政策』全国社会福祉協議会,p.81)
2 誤り。
選択肢は普遍主義に関する説明である。普遍主義は,資力調査(ミーンズテスト)によって対象者を限定する必要がないため,スティグマは生じにくく,社会的合意も得られやすい。社会保険は,普遍主義に基づく配分形態になっていることが多く,社会保険給付を受けるには,保険料の拠出や制度ごとに設けられている要件を満たすことが求められる。(『社会福祉の原理と政策』中央法規出版,p.76,『社会福祉の原理と政策』ミネルヴァ書房,p.11 2)
3 誤り。
ティトマス(Titmuss, R. M.)の積極的優遇論は,最も支援を必要としている者に,これまで以上に追加的な資源を供給する資源配分の方法を志向するものである。ティトマスは,医療や所得保障をはじめとした社会サービスの普遍的な提供を前提とし,そのうえでニーズが大きい者には追加的なサービスを提供する仕組みの必要性を提唱した。(『社会福祉の原理と政策』中央法規出版,p.77)
4 正しい。
選択肢は,ロールズ(Rawls, J. B.)の格差原理の説明である。ロールズは,社会の基本原理として,①平等な基本的諸自由の保障,②実質的な機会均等,③所得と富の公正な分配という三つの原理から「正義の二原理」を導き出している。上記③は格差原理と呼ばれ,一定の格差の存在を容認しつつも,最も不遇な人々の利益を最大化することを目的に,所得と富の格差の制御を要求するものである。(仲村優一・一番ヶ瀬康子・右田紀久恵監,岡本民夫・田端光美・濱野一郎・古川孝順・宮田和明編『エンサイクロペディア社会福祉学』中央法規出版,p.300,『社会福祉の原理と政策』中央法規出版,p.78)
5 誤り。
割当(rationing)は,人々の必要量に対して資源が不足しており,市場メカニズムが機能しないか,適用させることが不適切な場合に用いられる資源配分の方法である。資格要件の厳格化,先着順や抽選などの方法で優先順位を定めることで,希少な資源を的確かつ効率的に,必要度の高い者から優先的に配分することが可能となる。ジャッジ(Judge, K.)は割当を財政割当とサービス割当の2 種類に分類している。(『社会福祉の原理と政策』中央法規出版,p.186,『社会福祉の原理と政策』全国社会福祉協議会,p.122,『新・社会福祉シリーズ④社会福祉の原理と政策』弘文堂,2021年,p.194)
問題 21 正答 4
1 誤り。
社会扶助による給付は,選別主義に基づいている。選別主義は,優先順位が高い者に限定して資源を配分する考え方である。一方の普遍主義は,すべての者を対象として資源を配分する考え方である。社会扶助は,税金を財源として,貧困・低所得,児童の養育などの特定の事態が発生したと認められる場合,社会資源を事後的に給付する方法であり,選別主義に基づいている。(『社会福祉の原理と政策』中央法規出版,p.75,『社会福祉の原理と政策』ミネルヴァ書房,p.11 2,『社会福祉の原理と政策』全国社会福祉協議会,p.81)
2 誤り。
選択肢は普遍主義に関する説明である。普遍主義は,資力調査(ミーンズテスト)によって対象者を限定する必要がないため,スティグマは生じにくく,社会的合意も得られやすい。社会保険は,普遍主義に基づく配分形態になっていることが多く,社会保険給付を受けるには,保険料の拠出や制度ごとに設けられている要件を満たすことが求められる。(『社会福祉の原理と政策』中央法規出版,p.76,『社会福祉の原理と政策』ミネルヴァ書房,p.11 2)
3 誤り。
ティトマス(Titmuss, R. M.)の積極的優遇論は,最も支援を必要としている者に,これまで以上に追加的な資源を供給する資源配分の方法を志向するものである。ティトマスは,医療や所得保障をはじめとした社会サービスの普遍的な提供を前提とし,そのうえでニーズが大きい者には追加的なサービスを提供する仕組みの必要性を提唱した。(『社会福祉の原理と政策』中央法規出版,p.77)
4 正しい。
選択肢は,ロールズ(Rawls, J. B.)の格差原理の説明である。ロールズは,社会の基本原理として,①平等な基本的諸自由の保障,②実質的な機会均等,③所得と富の公正な分配という三つの原理から「正義の二原理」を導き出している。上記③は格差原理と呼ばれ,一定の格差の存在を容認しつつも,最も不遇な人々の利益を最大化することを目的に,所得と富の格差の制御を要求するものである。(仲村優一・一番ヶ瀬康子・右田紀久恵監,岡本民夫・田端光美・濱野一郎・古川孝順・宮田和明編『エンサイクロペディア社会福祉学』中央法規出版,p.300,『社会福祉の原理と政策』中央法規出版,p.78)
5 誤り。
割当(rationing)は,人々の必要量に対して資源が不足しており,市場メカニズムが機能しないか,適用させることが不適切な場合に用いられる資源配分の方法である。資格要件の厳格化,先着順や抽選などの方法で優先順位を定めることで,希少な資源を的確かつ効率的に,必要度の高い者から優先的に配分することが可能となる。ジャッジ(Judge, K.)は割当を財政割当とサービス割当の2 種類に分類している。(『社会福祉の原理と政策』中央法規出版,p.186,『社会福祉の原理と政策』全国社会福祉協議会,p.122,『新・社会福祉シリーズ④社会福祉の原理と政策』弘文堂,2021年,p.194)
問題 21 正答 4
1 誤り。
社会扶助による給付は,選別主義に基づいている。選別主義は,優先順位が高い者に限定して資源を配分する考え方である。一方の普遍主義は,すべての者を対象として資源を配分する考え方である。社会扶助は,税金を財源として,貧困・低所得,児童の養育などの特定の事態が発生したと認められる場合,社会資源を事後的に給付する方法であり,選別主義に基づいている。(『社会福祉の原理と政策』中央法規出版,p.75,『社会福祉の原理と政策』ミネルヴァ書房,p.11 2,『社会福祉の原理と政策』全国社会福祉協議会,p.81)
2 誤り。
選択肢は普遍主義に関する説明である。普遍主義は,資力調査(ミーンズテスト)によって対象者を限定する必要がないため,スティグマは生じにくく,社会的合意も得られやすい。社会保険は,普遍主義に基づく配分形態になっていることが多く,社会保険給付を受けるには,保険料の拠出や制度ごとに設けられている要件を満たすことが求められる。(『社会福祉の原理と政策』中央法規出版,p.76,『社会福祉の原理と政策』ミネルヴァ書房,p.11 2)
3 誤り。
ティトマス(Titmuss, R. M.)の積極的優遇論は,最も支援を必要としている者に,これまで以上に追加的な資源を供給する資源配分の方法を志向するものである。ティトマスは,医療や所得保障をはじめとした社会サービスの普遍的な提供を前提とし,そのうえでニーズが大きい者には追加的なサービスを提供する仕組みの必要性を提唱した。(『社会福祉の原理と政策』中央法規出版,p.77)
4 正しい。
選択肢は,ロールズ(Rawls, J. B.)の格差原理の説明である。ロールズは,社会の基本原理として,①平等な基本的諸自由の保障,②実質的な機会均等,③所得と富の公正な分配という三つの原理から「正義の二原理」を導き出している。上記③は格差原理と呼ばれ,一定の格差の存在を容認しつつも,最も不遇な人々の利益を最大化することを目的に,所得と富の格差の制御を要求するものである。(仲村優一・一番ヶ瀬康子・右田紀久恵監,岡本民夫・田端光美・濱野一郎・古川孝順・宮田和明編『エンサイクロペディア社会福祉学』中央法規出版,p.300,『社会福祉の原理と政策』中央法規出版,p.78)
5 誤り。
割当(rationing)は,人々の必要量に対して資源が不足しており,市場メカニズムが機能しないか,適用させることが不適切な場合に用いられる資源配分の方法である。資格要件の厳格化,先着順や抽選などの方法で優先順位を定めることで,希少な資源を的確かつ効率的に,必要度の高い者から優先的に配分することが可能となる。ジャッジ(Judge, K.)は割当を財政割当とサービス割当の2 種類に分類している。(『社会福祉の原理と政策』中央法規出版,p.186,『社会福祉の原理と政策』全国社会福祉協議会,p.122,『新・社会福祉シリーズ④社会福祉の原理と政策』弘文堂,2021年,p.194)