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共03:社会学と社会システム
1. 問題 17 社会関係と社会的孤立に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
問題 17 正答 1
1 正しい。
アメリカ大統領選挙において,ベレルソン(Belelson,B.)とラザースフェルド(Lazarsfeld,P.F.)はマスメディアを通じた選挙キャンペーンと有権者の投票行動がどのように関連しているのかを調査した。すると,ラジオや新聞などのマスメディアの影響で投票を変えた人々は少なく,近くのリーダーに影響されることがわかった。ここから,そのオピニオンリーダーたちがまだ投票意図を決めていない人々に対人的影響力を及ぼすというコミュニケーションの二段の流れがあることを発見した。
(早川洋行編著『よくわかる社会学史』ミネルヴァ書房,2011年(以下『よくわかる社会学史』ミネルヴァ書房),p.120,『社会理論と社会システム』中央法規出版,p.189)
2 誤り。
マスメディアの媒介的要因の作用を強調したのは,クラッパー(Klapper,J.)である。グラノヴェッター(Granovetter,M.)は,社会ネットワークに関して弱い紐帯の強さを論じた。
(『よくわかる社会学史』ミネルヴァ書房,p.121,『社会理論と社会システム』中央法規出版,p.192)
3 誤り。
議題設定機能を提示したのはマコームズ(McCombs,M.E.)とショー(Shaw,D.L.)である。繰り返し報道される争点や話題の重要度や優先順位を受け手は認知し,それらの問題を理解し,論議するための枠組みをおのずから習得するようになる。その一連のマスコミ過程を総称して議題設定機能という。二人は,後に実証研究が盛んに行われるとともに,理論化への試みも活発に展開されていく先駆的研究を行った。
(『よくわかる社会学史』ミネルヴァ書房,p.122,『新社会学辞典』有斐閣,p.253)
4 誤り。
沈黙の螺旋(らせん)状理論を論じたのは,ノエル―ノイマン(Noelle―Neumann,E.)である。この理論は,ある政策を支持する者が人々の前で積極的に意見表明し,反対意見の者が議論に参加せず沈黙すると,熱心に主張される意見が優勢であり,反対の意見は劣勢であるという印象を生み出し,ついには優勢な意見のみ存在するようにみえてしまうという現象として説明される。
(『よくわかる社会学史』ミネルヴァ書房,p.123)
5 誤り。
大衆社会の政治を論じたのは,コーンハウザー(Kornhauser,W.)である。コーンハウザーは,エリートの近づきやすさと非エリートの操作されやすさの変数をもとに四つの社会類型を分類し,両者とも高い社会を大衆社会とした。非エリートの操縦可能性の条件として,身近な人間関係の欠如と情報への接触の欠如をあげ,その欠如を埋める形でマスメディアによるコミュニケーションが取って代わる可能性を論じた。
(『よくわかる社会学史』ミネルヴァ書房,p.119)
問題 17 正答 1
1 正しい。
アメリカ大統領選挙において,ベレルソン(Belelson,B.)とラザースフェルド(Lazarsfeld,P.F.)はマスメディアを通じた選挙キャンペーンと有権者の投票行動がどのように関連しているのかを調査した。すると,ラジオや新聞などのマスメディアの影響で投票を変えた人々は少なく,近くのリーダーに影響されることがわかった。ここから,そのオピニオンリーダーたちがまだ投票意図を決めていない人々に対人的影響力を及ぼすというコミュニケーションの二段の流れがあることを発見した。
(早川洋行編著『よくわかる社会学史』ミネルヴァ書房,2011年(以下『よくわかる社会学史』ミネルヴァ書房),p.120,『社会理論と社会システム』中央法規出版,p.189)
2 誤り。
マスメディアの媒介的要因の作用を強調したのは,クラッパー(Klapper,J.)である。グラノヴェッター(Granovetter,M.)は,社会ネットワークに関して弱い紐帯の強さを論じた。
(『よくわかる社会学史』ミネルヴァ書房,p.121,『社会理論と社会システム』中央法規出版,p.192)
3 誤り。
議題設定機能を提示したのはマコームズ(McCombs,M.E.)とショー(Shaw,D.L.)である。繰り返し報道される争点や話題の重要度や優先順位を受け手は認知し,それらの問題を理解し,論議するための枠組みをおのずから習得するようになる。その一連のマスコミ過程を総称して議題設定機能という。二人は,後に実証研究が盛んに行われるとともに,理論化への試みも活発に展開されていく先駆的研究を行った。
(『よくわかる社会学史』ミネルヴァ書房,p.122,『新社会学辞典』有斐閣,p.253)
4 誤り。
沈黙の螺旋(らせん)状理論を論じたのは,ノエル―ノイマン(Noelle―Neumann,E.)である。この理論は,ある政策を支持する者が人々の前で積極的に意見表明し,反対意見の者が議論に参加せず沈黙すると,熱心に主張される意見が優勢であり,反対の意見は劣勢であるという印象を生み出し,ついには優勢な意見のみ存在するようにみえてしまうという現象として説明される。
(『よくわかる社会学史』ミネルヴァ書房,p.123)
5 誤り。
大衆社会の政治を論じたのは,コーンハウザー(Kornhauser,W.)である。コーンハウザーは,エリートの近づきやすさと非エリートの操作されやすさの変数をもとに四つの社会類型を分類し,両者とも高い社会を大衆社会とした。非エリートの操縦可能性の条件として,身近な人間関係の欠如と情報への接触の欠如をあげ,その欠如を埋める形でマスメディアによるコミュニケーションが取って代わる可能性を論じた。
(『よくわかる社会学史』ミネルヴァ書房,p.119)
問題 17 正答 1
1 正しい。
アメリカ大統領選挙において,ベレルソン(Belelson,B.)とラザースフェルド(Lazarsfeld,P.F.)はマスメディアを通じた選挙キャンペーンと有権者の投票行動がどのように関連しているのかを調査した。すると,ラジオや新聞などのマスメディアの影響で投票を変えた人々は少なく,近くのリーダーに影響されることがわかった。ここから,そのオピニオンリーダーたちがまだ投票意図を決めていない人々に対人的影響力を及ぼすというコミュニケーションの二段の流れがあることを発見した。
(早川洋行編著『よくわかる社会学史』ミネルヴァ書房,2011年(以下『よくわかる社会学史』ミネルヴァ書房),p.120,『社会理論と社会システム』中央法規出版,p.189)
2 誤り。
マスメディアの媒介的要因の作用を強調したのは,クラッパー(Klapper,J.)である。グラノヴェッター(Granovetter,M.)は,社会ネットワークに関して弱い紐帯の強さを論じた。
(『よくわかる社会学史』ミネルヴァ書房,p.121,『社会理論と社会システム』中央法規出版,p.192)
3 誤り。
議題設定機能を提示したのはマコームズ(McCombs,M.E.)とショー(Shaw,D.L.)である。繰り返し報道される争点や話題の重要度や優先順位を受け手は認知し,それらの問題を理解し,論議するための枠組みをおのずから習得するようになる。その一連のマスコミ過程を総称して議題設定機能という。二人は,後に実証研究が盛んに行われるとともに,理論化への試みも活発に展開されていく先駆的研究を行った。
(『よくわかる社会学史』ミネルヴァ書房,p.122,『新社会学辞典』有斐閣,p.253)
4 誤り。
沈黙の螺旋(らせん)状理論を論じたのは,ノエル―ノイマン(Noelle―Neumann,E.)である。この理論は,ある政策を支持する者が人々の前で積極的に意見表明し,反対意見の者が議論に参加せず沈黙すると,熱心に主張される意見が優勢であり,反対の意見は劣勢であるという印象を生み出し,ついには優勢な意見のみ存在するようにみえてしまうという現象として説明される。
(『よくわかる社会学史』ミネルヴァ書房,p.123)
5 誤り。
大衆社会の政治を論じたのは,コーンハウザー(Kornhauser,W.)である。コーンハウザーは,エリートの近づきやすさと非エリートの操作されやすさの変数をもとに四つの社会類型を分類し,両者とも高い社会を大衆社会とした。非エリートの操縦可能性の条件として,身近な人間関係の欠如と情報への接触の欠如をあげ,その欠如を埋める形でマスメディアによるコミュニケーションが取って代わる可能性を論じた。
(『よくわかる社会学史』ミネルヴァ書房,p.119)